2021-02-03

先週から急激にclubhouseのことが話題になり、とりあえず、ご招待をいただいて…という感じで、なんちゃってアーリーアダプター(苦笑)になったのかなという気分の今日この頃。
招待を受ける前提っていうのはmixi以来で、すごく懐かしいなとも思ったけど、いきなり爆発的にアクティブユーザーが増えたら、やばそうだよなと思わんでもなかったわけで……。

一応、LINEのリサーチレポートでこんなものも出てるけど、なんか肌感覚とは違うんだよね。
話題の音声SNS「Clubhouse」。使ってみたい人はどのくらい?その理由は?

で、ちょっと使ってみたりしたところでの感想的なもの。

なお、こっちの立ち位置は、

  • そんなに意識高くとか金を稼ぐなんて考える気力はない。
  • 多分、喋って何かを積極的にするっていうよりは、オーディエンスになる気がする。
  • このプラットフォームでどう遊べるか、楽しめるか使える範囲で考えてみる。

ってことになるので、その点は悪しからず。

1.clubhouseって結局何が新しいの?

参加型の音声ベースのSNSというか、オンラインで音でコミュニケーションできる場ができているってことが一番大きいんだと思う。

あと、参加型で、複数の参加者が遠隔で話すことができるという意味では、各種配信系のシステムよりもハードルは下がった感じがするし、その気になれば、参加者を思いっきり巻き込める。
話せる人数をその場で増やせるのはzoomで参加者をがつがつと増やしていくのに近いかも。

音声も含まれるってことで考えると、映像も組み合わせたtwitcastingやYouTubelive、ニコ生とかもあるし、なんならzoomとかでもいいいい気がする。
けど、いい意味で映像部分について気を使わなくていいから、何かをしながらという選択肢があるのはでかいのかも。何よりも、音声のみだから、ながらでできるのが一番大きいかも。

一部でdiscordとかskypeでやってることだって話もあったけど、機能を特化、もしくは絞り込んじゃってる分、ユーザーに迷いが出ない分、clubhouseに分があると思うんだよね。

2.なんでみんな使おうとしているんだろう

これは、意識が云々とかいろんな人たちのところに依拠する部分が多いと思うけど、ポイントはこんなところ。

  1. 有名人が使っている
  2. 従来のSNSで流れないような話が聞ける(かもしれない)
  3. 有名人とお近づきになれる可能性がそれなりにある。

こっちからしたら、2のデバガメ的な目的がそれなりに大きいけど、1と3のニーズは従来のSNSと同じで高いのではないかと思う。
とはいえ、こういうところで近づいて勘違いするのが出てくるのって面倒よね。

3.どう遊ぶと楽しめるのだろう?

リスナーとしているのがいいのか、スピーカーとしているのがいいのかがポイントになりそう。

リスナーとして

気になる人を見つけてフォローするのが基本(そのまんま)
そうすると、その人がどっかで喋ってるとその通知がガンガン来るし、アプリ上でもその人がしゃべってるルームが表示されるので、そこにアクセスすればいい。

フォローする人をどう探すかについては、招待制ということもあるので、気になる人を見つけて、その人がフォローしている人を探すのが手っ取り早い。
これはtwitterと同じだと思うけど、ユーザー数が増えていくと難しくなりそう。

スピーカーとして(なりたいのなら)

自分でルームを立ち上げればいいじゃん。っていうのは暴論になってしまうけど、最初はそうなんだと思う。
ただ、フォロワーが少ないと人が集まりにくいので、フォロワーを増やすのが必要。

フォロワーを増やすことと合わせて考えると、どこかのルームで発言させてもらうのがいいのかも。

手を挙げることで、発言権を求めることもできるので、そこで拾ってもらえれば、フォロワーを増やすきっかけにはなるんじゃないでしょうか。
ただ、滑ったりとかすると、それはそれで難しいことになるとは思うわけですが、そこはまた別の話でしょう。

4.現状で考えられる活用法

最初に書いた通りで、意識高く何かを語るというよりは、テキトーにこのサービスを使うだけなら、次のようなところでしょう。

  • 内輪での雑談
  • 同時発生のイベントのPVのお供
  • 居酒屋的トークライブの実施

とりあえず、時間的なものを考えなければ、内輪での雑談をするのには一番手っ取り早いでしょう。

zoomでビデオを使わなきゃいいだけなんだけど、音だけだから、のんびり使うってことだけで考えたら、映像系の事故がないという意味も含めて楽なんだと思う。

個人的にいいかなって感じてるのは、あとの2つの活用方法。

同時発生のイベントのPVのお供としては、いわゆるtwitter実況系のタグをつけてどうこうというよりは、脊椎反射的に声を出せばいいんだから、これの方が楽だろうという感じ。
まぁ、映画館の応援上映みたいな道具等の仕込みはできないけど、いろいろと話ながら映像を見るってことをするのにはいいんじゃないかなと。
スポーツ観戦とかでもこれを活用するのは今のご時世としてはありなのかも。

最後は、居酒屋的トークライブ、もといロフトプラスワンとかあの手の場所でのイベントを回す感じ。
変な話、ログが明確に残らない設計だし、必要に応じてスピーカーを増やせるから、フロアからの声も拾えるという意味では、結構使える気がする。
ただ、従来の配信系と違って難儀なのは、文字ベースでのリアクションがアプリ上でできないので、どうやってフロアの反応を見るかだよねとも。これは、モデレーターの力量が問われるかも。

5.使う上での懸念

使う上で引っかかるというのが、聞いてて「怖い」と思っているのが、ギョーカイ関係者含めて、日常会話の延長線になってて、結構危ないぶっちゃけ話をする人がやたらと多いこと。
今のユーザー層なら、ある程度オフレコに近い話も、ぼやかしてなんとか行ける部分もあるかもしれないけど、それがどこまで許容されるのかが、今後のユーザーによって左右される危険性が高い。
いくら記録に残らないとはいえ、その辺の内容をテープ起こしみたいなことをするモノ好きが出てくる可能性は確実にある。ある意味で、性善説的な運用でやるしかないんだけど、スピーカーにはリスクマネジメントが求められると思う。

あと、昨日実際に起きたけど、サーバー負荷の増大にどこまで対応できるのかって話。
日本でのユーザー数増加の勢いがかなりのものになっているので、しばらくは全員のマイクがなぜかミュートになる鯖落ち状況が頻繁になるんじゃないの…かな?

そもそもの問題として、iOSしか対応してない中でここまでの勢いっていうのも大したもんだと思うんだけどね。

ひとりのテキトーなマネタイズするような話でもないし、ゆるーく使えるように眺めてますかねぇ。


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